ナースマンの日常

子育てに奮闘中の男性看護師が集中治療で働く日常を綴ります

クリニカルシナリオの説明と心不全で気を付けること!

こんにちは、ヒカルです。

以前に、クリニカルシナリオ(以下CS)の話をしたのですが、その時はCS1のみの話だったので、残りを簡単にまとめてみたいと思います。

以前の記事です(^^)
www.hikaru-nuresman.com

CS2

血圧が100~140㎜Hgであり、普通ですね。
水分の取りすぎや、塩分の取りすぎで身体の中に水分が多くなり、それによって心臓に負担がかかり(前負荷)、心不全を悪化させるものです。

水分が多くなり、心臓の動きが悪くなるということは、静脈還流が多くうっ滞するため、身体が浮腫んだり、肝浮腫や腸浮腫など臓器障害も呈します。

心臓に戻る前の水分が多いので、肺水腫はCS1よりはひどくないですが、言っても心不全なので、少なからず呼吸困難はあります。

治療

CS1と同じく、硝酸薬と陽圧換気が必要となりますが、呼吸状態によっては陽圧換気は必須ではないかなーと思います。
あとは、利尿剤!身体の中の水分が多くなっているので、お水を出しましょう(^^)

CS3

血圧が100㎜Hg未満の心不全です。

血圧が低いということは、どうゆうこととかわかりますか?

血圧は、心拍出量×血管抵抗なんですが、血圧が低くなる時は心臓の動きが弱くなることや血管が広がったり(敗血症など)で起こります。今回は、心不全なので基本的には心臓の動きが弱いとこに当てはまりますね。

そうすると、全身の血液の巡りが悪くなり、肺うっ血や浮腫みも生じ臓器障害も起こります。

治療

血圧を上げましょう(^^)
血管内脱水がある時には、心臓内に送り出すものがないので、輸液を入れてあげます。

心不全でも敗血症でもそうですが、血圧を上げるときは、第一選択は輸液です!

今回は、心不全なので、肺うっ血などが生じているときは躊躇してしまいますが、それでもある程度の輸液は必要になります!

さらに、血圧を上げるとしたら、カテコールアミン(ドパミン、ドブタミンなど)を考えます。血管が広がっているときは、ノルアドレナリンが第一選択ですね。

CS4・CS5

についてなんですが、表に記載している通り、急性冠症候群や肺高血圧(右室梗塞や肺梗塞、三尖弁機能不全など)により心不全を呈したものなので、それぞれに沿った治療を行っていけば、心不全も改善していく予定です。

今回、CS分類を簡単に説明しましたが、心不全を患った患者は、繰り返しています!

慢性的でありながら急激に発症することがほとんどなので、CS○○だ!
とピッタリ当てはまって、それの治療を行っていれば治るものではありません。
組み合わさっている場合もあるので、その時の症状やデータを見て、ケースバイケースで治療に臨みましょう!

心不全は、一度かかってしまうと治らない病気です。
繰り返し引き起こすことで、心筋リモデリングにより徐々に寿命が短くなっていきます。

なので、病院ではなく普段の生活が重要になってくるのです!


  • 薬をしっかり飲むこと。
  • 食事で塩分を取りすぎないこと。
  • 体重を気にすること。
  • 軽い運動をすること。


これらの、生活習慣が、心不全の1番の治療です。

では、また会いましょう(^^)/