ナースマンの日常

子育てに奮闘中の男性看護師が集中治療で働く日常を綴ります

【CO中毒】ってなに?後輩が疑問に思ったSPO2 100%の意味とは?

こんにちは、ヒカルです。

最近は暖かくなり、もう春ですね。

私の住んでいるところは東北なので、まだ雪が降るときもあり、家ではエアコンを以前よりも低い温度でまだ稼働してます。

それでも日が差せば暑いくらいです。

関東より南はどうなんでしょうか?

さて、連日CO中毒(一酸化炭素中毒)で救急車で運ばれてくることがあり、SPO2 100%の患者に高濃度酸素投与をしていることに疑問に思っていた後輩がいたので、一緒に改めて勉強しました。

1.CO中毒(一酸化炭素中毒)とは

一酸化炭素とは、炭素の酸化物の1種であり、常温・常圧で無色・無臭・可燃性の気体です。

また、酸素の約200 - 250倍も赤血球中のヘモグロビンと結合しやすいものです。

それを吸い込んだことによって、一酸化炭素と結合したヘモグロビンいわゆるCOHb(カルボニルヘモグロビン)濃度が上昇し、酸素運搬が不安定となり、血液中の酸素運搬能力が下がってしまう中毒のことです。

2.原因

物を燃やしたりする時にでる煙に一酸化炭素が含まれており、自動車、暖炉、温水暖房器具、ガス暖房器具、灯油ストーブ、まきストーブ、練炭などが原因となります。

3.症状と正常値

軽症だと、気分不快やめまい、嘔気、手足のしびれなど様々なものがあります。

中等度になってくると嘔吐や意識レベルの低下や錯乱状態となり、重症では意識消失さらには死に至ります。

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引用元のリンクはこちら https://kotobank.jp/https://www.kango-roo.com/sn/k/view/3664

CO中毒で運ばれた患者は、まず血液ガスを採取し重症度を確認します。

COHb(カルボニルヘモグロビン)濃度に注目してください。

タバコを吸っている人は、普通より高めに出ることがあるので喫煙歴なども聴取できると良いかもしれませんね。

4.治療

とにかく100%酸素投与。

先程も書いたとおり、COはHbとくっつきやすく酸素運搬が不安定になるため、血液中の酸素を上げなければなりません。

更に、COHbが20%以上になっていた時はHBO(高気圧酸素療法)を考えていきます。

5.SPO2 100%に後輩が疑問に思ったわけ

私達が普段活用しているパルスオキシメーターでは、末梢に赤い光が当たり体内の酸素が足りているのか、足りていないのかを見ることができます。

もちろんSPO2 100%なら酸素下げてもいいじゃないってなりますよね。

でも、パルスオキシメーターってCOHbもO2Hbも酸素だよーって感知するので、SPO2 は高く表示されちゃうんです。

なので、定期的に血液ガスを採取してCOHbを測定しないと分からないわけです。

6.まとめ

体の中の仕組みって難しいですよね。

調べれば調べるほど難しい記号が出てきたり、結局何がどーなってんのかわからなくなります。

今回、後輩が疑問に思ったSPO2とCO中毒に着目して書いてみましたが、まぁ説明するのって難しかったです。


疑問に思うことは良いことであり大切です。

簡単に「調べてこい」と言う人はどこまで理解しているのか?

自分で調べるのも難しい、でも教えることは更に難しい!!

もっと勉強しなければいけないなぁと思いました(^_^;)

CO中毒って昔のこたつとか、農家で何か燃やしてたとかアクシデントでなることが多く、田舎に多いんでしょうか?

でも、田舎に限らず焼肉屋や工場などでの出来事や車内密封、練炭自殺などもあるので、都会のみなさんも参考にしてみてはいかがでしょうか?

では、また会いましょう\(^o^)/
www.hikaru-nuresman.com
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