ナースマンの日常

子育てに奮闘中の男性看護師が集中治療で働く日常を綴ります

ホテルと勘違い?入院したら退院することまで考えよう

この記事は2019年8月9日にリライトした記事になります

こんにちは、ヒカルです。

当たり前ですが、病院に入院した患者さんは治療し、具合が良くなれば無事に退院となります。しかし、みなさんは病院に入院したときに退院までを考えたことはありますか?特に、高齢な家族が入院したときに、今後どのようになるか考えたことがありますか?高齢になればなるほど退院後の生活が変わってしまうことが多くあります。

はじめに

最近、病院では退院支援というものを重視しています。入院時からの治療だけでなく、入院時から退院後のことを考え、自宅に退院できそうか、疾患によっては療養型の病院や施設などになってしまうかを考え、入院した時から現在の生活様式や患者さんが帰ってからの生活が成り立ちそうかを確認して、早期退院を目指していくことです。

退院の時に、以前と同じ状態で帰れる人は問題ないですが、病気や怪我で入院していると徐々に介護が必要になってくることもあります。

もちろん、できる限り自立できるように治療とリハビリをして退院を目指すのですが、やはり疾患によっては元の生活に戻れないこともあります。

退院できない問題がある

ここで、退院するにあたっての問題があります。それは家族の受け入れです。もともと、介護に慣れている生活ならばスムーズなのですが、今回の入院で介護が必要になってしまったりすると誰でも戸惑います。もちろん、入院したばかりで今後のことなんてまだ考えられないということがほとんどですが、病院側も今後の可能性を家族に説明しますし、家で受け入れるのであればその調整を行います。

今日は、そんな退院まで考えている病院でも、いろいろな家族の問題でスムーズにいかないことがあるので、どんなことがあるかみていきたいと思います。

病院をホテルみたいに考えている

病院は治療、療養するところであって患者が良くなれば退院になるんです。お金払っているから良いでしょ!という考えの家族がいますが、病院はホテルじゃありません。お金を払って泊まりに来ているのではないのです。入院が長くなると高齢な患者さんは体力が落ちたり、認知機能が落ちてくる場合があるので、家族の(自分勝手な)都合で退院をずっと先延ばしすることはしないでほしい。

今の状態を安易に考えている

医師は、説明する時に最悪の状態を踏まえて話します。今元気そうでも、入院することで状態が変わることは多いです。たまに、退院後に介護ができる人がいるかなど確認すると「いや、介護する人はいないけど大丈夫でしょう」と真剣に考えてくれない人がいます。そうすると、いざ介護が必要になったときに、このまま帰られても困りますって言われますが、そうすると病院側もまた、1から退院調整をしていかなければなりません。最初に言っていたのに何も考えていないとそうなるんですね。

大丈夫だろうと考えていると、退院のときにこんなはずじゃなかった、こんなになるなんて聞いていないってなってしまうんですよね。なので、私達は、入院時から退院後の家の状況も確認しているんです。家族なので私達以上に真剣に考えて下さい。

約束は守って話し合いに来てほしい

私達看護師は、退院まで調節するのに家族に連絡して、医師との説明する時間を設けたり、医療相談の方と面談するための調整をつけたりすることがあります。そのため電話で連絡して家族の都合を聞いたり、医師の都合を聞いたりなどの仕事もします。医者が電話したほうが早くないか?って思うこともありますが、仕方ありません。

そんな中、時間の調整をつけたにもかかわらず、今日はやっぱりいけませんってドタキャンがあると、また1からやり直しです。しかも、話が進まないので退院の日も決まりません。看護師も忙しい中やっているのです。みなさんも忙しいのは分かりますが、約束は守っていただきたい。

病院から追い出されたって思わないでほしい

先程述べましたが、病院はホテルじゃありません。患者の治療をして、できる限り家族の意向を聞いて退院を決めています。無理やり退院させているわけではないのです。こんな状態で帰されてもって思うかもしれませんが、家族の人はそれに向き合って下さい。

家で介護することは大変だと思います。病院にいれば負担も減るだろうし何かあっても大丈夫かもしれません。しかし、入院している本人は病院にいたくているわけではないと思います。できる限り家に帰って過ごしたいと思う人がほとんどでしょう。

なので、家での負担が最小限になるように介護用品の準備や施設の提供をするのに病院側も考えていくので、わがまま言わずしっかり話し合っていきましょう!

では、また会いましょう\(^o^)/