こんちは、ヒカルです。
看護学生の時に、一番の難関は病棟実習ですよね。
私も、実習が嫌でした。
記録がとてつもなく多くなり、毎日睡眠時間が削られるし、朝は早い。
そして、患者さんと直接関わるということで、何をしたらよいかわからないという緊張と、何より実習先の看護師さんが怖いという噂があると、更に緊張してしまいます。
今でこそ、学生をいじめる看護師というのはあまり聞かなくなりましたが、それでも性格が悪い看護師さんは多くいます。
余談ですが、そんな性格が悪い看護師は、上司も学校の先生も対応に困っている事があり、情報も共有しているので、できる限り学生に当たらないように配慮していますよ。
今回は、そんな実習先で、良い学生だなと思われるような行動がとれるように、看護師としての目線で教えていきたいと思います。
看護師の看護学生への思い
看護学生は、実習に来ると、看護師さんに『どう見られているだろう』『どう思われているだろう』と考えていると思いますが、看護師になって分かったことは、仕事があるので看護学生のことは、なんとも思っていないんです。
というか、仕事のことでいっぱいなので、学生のことを考えている余裕はないのです。
もちろん、『今日は学生がいるんだ』と思うことはありますが、看護師は不規則勤務なので、学生が来ても、その日が終われば、基本的に次の日から2、3日は夜勤や休みで会うこともないので『毎日学生がいて嫌だな』とか『毎日面倒くさいな』ということを思いません。
学生担当の看護師でさえ、夜勤はやるので連続でも3日くらい顔を合わせるのが多いのではないでしょうか。
なので、看護学生が来ても、看護師は仕事をやることでいっぱいなので、学生のことを考えている余裕もないですし、学生がいてもしっかり見ている訳ではないのです。
そんな中でも、看護学生がいる以上、仕事の中で看護学生が担当している患者さんがいれば、できる限り学生さんにやってもらいたいことも考えて仕事をしている人もいます。
看護学生を見ているところ
看護師は、学生に技術や知識を求めてはいない
看護学生は出来ないことが当たり前です。
高い知識や技術を求めてはいないので、学校で習った基本的なことができればよいのです。
気をつけなければならないことや、手順ができれば問題ないです。
分からないことは、休憩時間でも良いので調べて早めに答える
実習中は、看護師からの質問などもあります。
答えられるような質問が多いと思いますが、もちろん今すぐ答えられないこともあるはずです。
分からない時に、黙ったりすることは駄目です。
分からなくて困っているんだなということは見て分かるので、その時の対応で『この学生は違うな』と思わせるのが大切です。
そんな時は、「分かりません」と言うのではなく、「今すぐ答えられないので、後で調べてきます」や「分からないので調べてきます」と答えましょう。
そして、その日や翌日には調べてきたことを答えるようにしましょう。
自分から、答えを持っていくと『ちゃんと調べてきたんだな』と感心します。
分からないことをそのままにしない行動や、受け答えがしっかりできること、患者さんに対して丁寧に対応することを見ています。
当たり前のことを当たり前にやることが大切です。
患者さんとの時間を多くつくる
看護学生で大変なのは患者さんとの時間をどう作るかですね。
午前中は体を拭いたり着替えたりすることで、時間が潰れることがありますが、午後になると、患者さんの情報を集めるなど、患者さんと話をする時間があります。
看護師でも、長い時間、患者さんと話したりすることは難しいです。
患者さんの情報を取ろうと思い話に行くと、質問だけが先行してしまい、答えるだけの単発の会話になってしまいます。
お話好きな患者さんであればよいのですが、あまり会話が弾まない患者さんだとどうして良いかわからないですね。
私も、学生時代は患者さんとどう接してよいか分からず、無駄に記録を書くふりをしたり、参考書を見たりして時間を潰していました。
でも、看護師からみるとそんな学生は良くないのです。
なんのために実習に来ているかと思ってしまうのです。
なので、患者さんと会話を弾ませるためには、住んでいる地域や入院前はどんな仕事をしていたとか、どんな生活をしていたなどを聞き、仕事の内容や家族の話で会話を膨らませると良いかも知れません。
その後に、足浴したり手浴したり洗髪したりすることを提供し、準備をして看護技術を提供し患者さんとの時間を作っていけば、患者さんと良く関わっている学生だなと思われることが出来ます。
実習の評価には見た目が大事
学生になると、髪色を変えたり、ピアスを開けたり、タバコ吸ったりなどすることがありますね。
でも、実習先は病院です。
看護師は、まずは見た目で評価しますので、タバコの匂いがすることはもちろんのことですが、髪色が茶髪だったり、ピアスがつけっぱなしだと『この学生はダメだな』と評価します。
こんなので、評価されるのはもったいないですよね。
まずは、実習のときくらいは身なりをしっかり整えましょう。
まとめ
看護学生の実習はとても大変です。
身体的にも精神的にも辛いことがあります。
それでも、看護師になると決めて進学したのは自分自身です。
受け答えをしっかりしたり、やるべきことをやるといった簡単なことをすれば、評価はされます。
看護師全員が学生のことをずっと見ているわけではありません。
難しいことをやる必要はないので、当たり前のことを当たり前にやることで実習はクリアできるのです。
実習が嫌だなとか、どうしたらよいかわからない看護学生は無理に頑張ろうとせず、もう少し肩の力を抜いてみると精神的に楽になりますよ。
では、また会いましょう\(^o^)/